ネイチャーゲームとシェアリングネイチャー

前回まで、第一段階 カワウソのネイチャーゲームアクティビティーを5つ紹介しました。

今回は、ネイチャーゲームの背景にあるシェアリングネイチャーについて書きます。ネイチャーゲームは、「シェアリングネイチャー」の考え方にもとづく活動です。

 自然に関する特別な知識がなくても、豊かな自然の持つさまざまな表情を楽しめる自然体験活動で、自然の不思議や仕組みを学び、自然と自分が一体であることに気づくことができます。

 

シェアリングネイチャーの考え方

シェアリングネイチャーは、1979年に米国のナチュラリスト、ジョセフ・コーネル氏の著書『Sharing Nature with Children』において発表されました。

「直接的な自然体験を通して自分を自然の一部ととらえ、生きることのよろこびと自然から得た感動を共有することによって、自らの行動を内側から変化させ、心豊かな生活を送る」という生き方を目指しており、ネイチャーゲームはこの考え方に基づいています。

たくさんのネイチャーゲーム

現在、ネイチャーゲームアクティビティは、160種類以上あります。
多種多様な活動を活かし、自然に関する知識や年齢に関係なく楽しむことができます。また、自然の中だけでなく、町中の公園や、学校の校庭でも手軽にできるのがネイチャーゲームの魅力の一つです。

 

ネイチャーゲームの効果

ネイチャーゲームにはさまざまな効果があります。

例えば・・・・

・自然や環境への理解が深まります

・五感によるさまざまな自然体験が得られます

・自然の美しさや面白さを発見できます

・他者への思いやりや生命を大切にする心が育ちます

・感受性が高まります

ネイチャーゲームの3つのキーワード

自然への気づき(目的)

さまざまな感覚で自然を感じ、心と体で直接自然を体験することによって、自然界のすべてのものがつながっており、自分もそのつながりの一部であることに気づくことです。

わかちあい(心構え)

ネイチャーゲームの根底には、「わかちあい」の心があります。教えるよりも、大人も子どもも、ともに自然を感じ、わかちあうことにより「自然への気づき」を深めることが出来ます。先生は「自然」。

これを実践するための心構えとして以下の「5つのポイント」が有効です。

①「教える」よりも、わかちあおう。

②受身になろう

③チャンスを逃さないで

④体験第一、解説はあとで

⑤楽しさは、学ぶ力

この5つのポイントは、自然案内人としての心構えとしてだけでなく、人として成熟するためにも素晴らしいヒントとなります。

フローラーニング(プログラムの考え方)

参加者の心の状態や学習テーマに合わせて、個々のアクティビティを組み合わせる手法をフローラーニングと言います。

フローラーニングには、

第一段階 カワウソ 「熱意をよびおこす」

第二段階 カラス  「感覚をとぎすます」

第三段階 クマ   「自然を直接体験する」

第四段階 イルカ  「インスピレーションをわかちあう」

と呼ばれる4つの段階があります。

フローラーニングを活用することで参加者をより深い体験に導くとができます。

ネイチャーゲームは、シェアリングネイチャーの考えに基づく活動です。

次回は、実際にネイチャーゲームとはどんなものなのか?
動画で見てみましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です